高校生活動 (鹿児島県)
2018年07月02日
「支える」(南日本新聞 編集局日誌から)
鹿児島県高校生活動推進委員会を取材してくださった南日本新聞社,平田記者のコラムを紹介します。
「支える」
2019年度全国高校総合体育大会(南部九州インターハイ)に向けた,鹿児島県高校生活動推進委員会の会合を取材した。学校の枠を超え,インターハイ成功に向けて熱心に意見を交わし合う姿は大人顔負けですごいと思った。
出場する選手に渡す「手作り記念品」のデザインを投票で決めたり,総合開会式について話し合ったりした。県内各地から出された作品の案は,黒豚をアピールしたものや,桜島をモチーフにしたストラップなどがあった。アイデア豊富でどれも思いが込められていて,全て形にしてほしいと思ったほどだった。
委員長の鶴丸高2年荻田匠さんは,ソフトテニス部に所属している。鹿児島でインターハイがあることを多くの人に広めたいという思いと同時に,スポーツを「する」だけでなく「支える」ことにも面白さを感じるという。「みんなの知恵を生かし,積み重ねて成功させたい」と目を輝かせていた。
スポーツを「する」人と「支える」人らの集大成を,「見る」側として今から楽しみだ。競技を頑張る選手だけでなく,支える側の高校生の姿にも注目していきたい。
南日本新聞 2018年4月12日 9面 編集局日誌 掲載